大正時代、神奈川県でも温暖な気候や比較的大きな河川も有り、
かなりの農家が各家々で肥料づくりも兼ね豚や鶏などの家畜を飼育しておりました。
当時、鎌倉でも農家による養豚だけでなく比較的大型の養豚場も点在しており、
近隣には藤沢・茅ヶ崎・寒川・綾瀬などの「高座豚」を飼育する優良産地もありました。
今より3代前の河野寅次郎が大正7年に家畜商として各農家や養豚場より集荷し市場で販売したのが
河野の肉を生業としての始まりです。
それから月日が流れ昭和32年に、先代の河野徳次郎が今では「鎌倉野菜」で有名な鎌倉市農協連即売所(通称:レンバイ)の一角で精肉店として開業、その後昭和37年に近所に肉を買う店が欲しいとの地域の皆様の要望もあり、当地手広に精肉店を開業致しました。
開業してからしばらくの間は店頭での小売りのみで営んでおりましたが、神奈川県湘南地域は観光地レジャーのスポットとして食堂レストランや宿泊施設の進出や高度経済成長期の大きな波にも恵まれ企業進出、ベットタウン化の進行による人口増加や、学校・病院など公共設備等の増加への対応として卸売りを始め、拡充してまいりました。
以来、小売り・卸売りの両輪で地域の皆様の要望にお応え出来る様なお肉をお届けする為に日々努めております。